ラフスケッチ
こんなキャラクターがほしいなーと、頭の中である程度イメージを確立してから、スケッチブックを取り出していろいろな角度から書いてみます。
お決まりごとが何点があるのですが・・・ようは「プニっと」しているかどうかが重要です。後に行うイラストレーターの作業用にペン入れをしておきます。
イラストレーターでアウトライン化
ラフスケッチの写真を撮り、それを下地にしてイラストレーターでアウトライン化します。ここである程度、色を決めてしまいます。(後で、良い布地がない場合などは変更してしまいますが・・・きさちゃんはまさにその例です。)
立体化
キッチンペーパーをジョキジョキ切って、ホチキスでとめ、綿をつめてプロトタイプを作成します。1、2体目はアタリとして作っていますので、かなりいびつな形をしています。細かな修正を加え、3~5体作っているうちに、形が決まって来ます。
イラストレーターで型紙作り
形がある程度きまったら、キッチンペーパーの型どおりにイラストレーターでアウトライン化します。完成した型紙のアウトラインをプリントアウトして、またキッチンペーパーを切り、最終的なプロトタイプを作成します。
布地選び
色は2番の工程である程度決めていますが、お店に同じ色の良い生地がない場合があります。その様な場合には、お店にある布に合わせて配色を変更します。
また、とても肌触りが良い生地があったりすると、決めていた色と別の色にしてしまうこともあります。布地最優先!
最近は日暮里に出没しています。
布裁断、仮縫い、本縫い
布の裁断は、イラストレーターで作った型紙どおりに行います。毛足が長いものが多いので、1つ切っては掃除機をかけ、と大変です。
大きなぬいぐるみを作る時や直線を縫うときは、ミシンを利用しています。ミシンは早くて便利ですが微調整があまりできないので、綺麗なカーブを作りたい時は手縫いにしています。小さなぬいぐるみはほとんど手縫いです。
ひっくり返して、綿つめて、目や口を付けて完成!
全て縫い上げた後、布地をひっくり返す作業はとてもドキドキします。思い通りに仕上がっているとうれしいですよね! 綿をつめる作業はけっこう神経を使います。つめすぎるとフワフワ感が出ないし、ほどよくつめてあげないと型崩れをおこしてしまいます。
さて、最終仕上げはお顔作りです。ちょっと目がズレただけで、印象が変わってしまうので、何度も何度も仮縫いしては「うーん、もうちょい右上かな」などと調整します。最後まで気が抜けません。
撮影、サイトにアップ!
ようやく完成したぬいぐるみをお披露目するために撮影を行います。まだまだカメラのことも勉強中で、さらに簡易スタジオも構想中!コマ撮りの動画も作りたいし・・・挑戦したいことがたくさんあります。
さて、撮影した画像をフォトショップで加工して、サイトにアップ!これでひととおりの作業が完了しました。
作者よりごあいさつ
2011年より、念願だったぬいぐるみ制作を始めました。わたくしたちにとってぬいぐるみは、まるで生きているかのように楽しい時には一緒に笑い、元気がない時には励ましてくれる家族同様の存在です。
ぬいぐるみたちにはたくさんの魅力があります!みなさんにもぜひ「ぷにぷに仲間」と親しくなって、なごんで頂ければ幸いです。
ぬいぐるみ制作については、独学で至らぬところがたくさんありますが、どうぞよろしくお願いいたします。≫お問合せフォームへ